介護の業界は常に人手不足が指摘されていますが、介護福祉士を持っていると、転職する際に有利に働きやすいと言われています。介護施設は経験者を求めていますので、採用の確率が上がるでしょう。介護福祉士の資格習得をするためには、3年以上の経験がなくては取れません。試験は実技と筆記がありますが、まずは受験資格を満たさなくては、介護福祉士にはなれないのです。

　
　介護施設では即戦力になるスタッフが必要とされていますが、資格がなくても経験があるだけで採用にはつながります。しかし、有資格者と無資格者との大きな違いは、待遇面にあります。介護士と介護福祉士では、経験があっても待遇に差があるのは否めません。現場としては経験者が多いと心強く感じますが、それ以上に、介護の知識やスキルを表す資格が持つ意味は大きいと考えられます。

　介護職は給料が安い理由で、離職しやすいと言われていますが、その点は資格の有無にも関わってきます。介護福祉士は実務経験も専門スキルも両方備わっていないと取得できない資格ですから、介護業界で長く活躍したいのであれば、習得を検討してみることをオススメします。

　一度資格を習得しておくと、何らかの事情で離職をした際にも復職がしやすく、無資格者に比べると良い条件で働けます。しかも、介護紹介は高齢化社会の日本において今後増々ニーズが増すので、就職や転職を考える人にとっては注目に値する分野と言えるのではないでしょうか。